明治探偵冒険小説集 (1) 黒岩涙香集 ちくま文庫―明治探偵冒険小説集
江戸川乱歩が読みふけってその世界に入り込んでしまったという本、ということで早速読んでみた。
明治32年?
漢字が今と大分違ってますね。
前半は謎が謎をよび停滞するが後半の主人公がロンドンへ行き、幽霊塔に戻り、さらにパリへ行き、戻り、としてどんどん謎が解けていくあたりのスピード感は最高で一気に読めてしまう。
その他の全ての物は「日本」なのに、地名だけがロンドンとかだったりするのがなんともいえない感じだ。
なんで?やっぱり日本の地名では幽霊塔の雰囲気が出ないから?
ラストは絶対死ぬんじゃないか、と思っていたけど予想に反してこれ以上はないくらいのハッピーエンド。
まあ、幽霊塔というおどろおどろしいタイトルの割には主人公の男が飄々として楽観的な、まあ、明るい性格なので良かったよね。
美人だから悪いことをするはずがない、という男らしい価値観で最後まで突き進んでいくのがなんとも、間抜けというか、もどかしいというか。。
美人、馬、機械仕掛けのからくり、地下室、鉄格子、秘密の落とし穴、のぞき穴、etc.確かに少年探偵シリーズの元ネタになるようなものばかり次々出てくる。
大いに影響を受けたんでしょうね。
大変に面白い本でした。
筑摩書房
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「カリオストロの城」の元ネタの一つ



