国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて (新潮文庫)
いやしかし驚いた。この内容にはホントに驚いたし、しかし面白かった。
テレビでやってたニュースと全然違うじゃん。てっきり鈴木宗男はすごい悪いことをした人でそれで捕まったんであって、それを応援してる松山千春もなにか間違えてるのかと思ってた。
全然違うじゃん。
あの頃は多分、まだ久米宏のニュースステーションとか見てたと思うんだよな。
信頼する外務省幹部の語ったこととして以下が書かれているが、
新聞は婆さんの危うさについてきちんと書いているんだけれど、日本人の実質識字率は五パーセントだから、新聞は影響力を持たない。ワイドショーと週刊誌の中吊り広告で物事は動いていく。残念ながらそういったところだね。注)婆さんとは田中真紀子のこと。
はあ、と思った。自分もその95%のうちなのか。はあ、なるほどニコニコ動画とかにいち早く政党のチャンネルとかができてるのはそういうことなのか、と思った。はてなブックマークとか2 ちゃんねるとかも恐らく、そういうものなんだろうな。
途中何回も自分は気が弱い、というようなことが書かれていて、まあ、実際表紙裏の筆者の写真を見るととてもそういう風には見えないが、だがしかし、実は繊細な人なんじゃないかと思うなあ。人の見方がね。だから本当に、こういう人の見方をする人が、政治とか外務省とか、そういう世界で仕事できていたのが信じられないというか、だとしたら大変だったんじゃないかなあ、と思った。あとがきにある、複数の魂のなせる技ですかね。
だからなんかこれも途中何回も出てくる、拘置所での生活にある意味ほっとしている、というような話がなんかすごくよく伝わる。本がよく読めるとか、語学が習得できる、とか、あーそうかもなー、みたいな。人生のリセットスイッチですよね。
あとはロシア人の話にびっくり。お酒好きなんですねー、ほんとに。
で、結局北方領土問題はどうなったんですかね。。
ここに出てくる国家というのは一体誰なんだ?という問題でもあるな(^^;
あーそうそう、やっぱりヘーゲル読むね「精神現象学」ね。
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