コスプレ-なぜ日本人は制服が好きなのか (祥伝社新書128) (祥伝社新書 128)

スチュワーデス、OL、看護婦などの制服の歴史や実態を調査し、いかに日本人が制服が好きかについて述べた本。ちなみにこの本、タイトルが「コスプレ」ではあるが、アニメやゲームが好きでファイナルファンタジーのキャラクターのコスプレをやってるような人たちの話は一切出てこない。
ま、そういうのも出てくるかなと思って期待して読んだんだけどね。私は制服賛成派だから。今はもう着てないけど工場の作業着最高!って思ってるから。
本文中何度も思考停止、思考停止って出てくるけど、それが一番じゃないすか。みんな同じ学生服を強制されて個性が発揮できないとか言ってるやつの気が知れない。そんなことに個性なんて発揮する気になれない。もっと他にやることがある。まあ単に横着なだけって話でもある(笑)。

若い人はそういう訳にはいかんだろうけどね。

一番アホだなと思ったのはお受験ママの疑似制服だけど、まあでもこれも本文中にあるように、リクルートスーツと一緒でほんとにその時だけの、冠婚葬祭のようなもんだと思えば、まあ、そんなもんかもねって気もするし。
一番変態だなと思ったのは有名女子高制服の卒業生向け特注「女子高生リカちゃん」だけど、この本では別に気持ち悪いともなんとも言われず、よく出来てると絶賛されてる。
こういうテーマの本を書くくらいだから制服が好きで好きでたまらない、所謂フェチな訳だからもっとそういう自分の指向性を正直にはっきり出してくれれば面白いのに、とは思った。
もし私が20代だったらこの制服が着たいわ、とかね、そういう想像力のある話。
まーそれにしても学生服って高いんですねー。金かかるなあ。。。


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春宵十話 (1963年)

日本の大数学者岡潔のエッセイ集。1962年頃に毎日新聞に掲載されたいくつかの話をまとめた本。出版されたのは昭和38年。
昭和38年だけど、40年以上前?だけど、この人も、このままでは日本は、日本民族は絶滅する! とかって言ってるぞー(^^; みんな心配症だなあ。
数学者でもあり、教育者でもあったようで、主に今の義務教育は間違ってる、とかね、そういう話がたくさんあって。ついでに、戦後急激に女性の顔つきが変わった。初潮が3年も早くなった。これは義務教育が人間性をおさえて動物性を伸ばしたからだ。という話も。
 差し当りこの女性の顔の変化をどうくいとめるか、まさに未曾有の国難といってよい。くり返すが動物性だけは入れてはならない。他のものと害悪の次元が違うのだ。
だそうで。
動物性? 女は「けもの」化してるってことか。
この人がタイムトリップして今の女性を目にしたらショック死するだろうな。
「多変数解析函数論」を研究してたそうです。
「ぼくは計算も論理もない数学をしてみたいと思ってる」
とかね、
いろいろ書いてはあるんですが、話が抽象的すぎてこの人の言う数学ってのは何なのかよく分からなかった。数学というのはプログラムを組んだりするときに必要な基本の知識というかツールみたいなものかな、と私は思ってて、だから、
 数学は語学に似たものだと思っている人がある。寺田寅彦先生も数学は語学だといっているが、そんなものなら数学ではない。おそらくだれも寺田先生に数学を教えなかったのではないか。
とかって書いてあると、あーオレも寺田先生の意見に賛成だな、とか思っちゃうんですが、この人は違うと言う。数学者は百姓みたいなもんで、種をまいて育てるのが仕事、種を植えたら後は大きくなるのを見てるだけ。物理学者は指物師みたいなもんで人の作った材料を組み立てるのが仕事。だから原爆みたいな手荒な仕事もできる、んだそうで。。。
ファインマンの「ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)」を思い出すね。確かにあの原爆を作った物理学者たちのやったことは手荒だよね。わけもわからずにやったんだなって思う。数学を言語として使ってね。
じゃあ数学者はどんな人なの?

この人の小学校3,4年の頃に読んだという物語「魔法の森」の話が載っていて、それが良かった。
あらすじは、父と母を亡くした姉と弟が別の村へ行こうとして「魔法の森」へ入ってしまい、さまよって、一つ食べると一年忘れるという、食べてはいけないイチゴを弟が食べてしまう。13個も。そして弟は出口を探すと行って走っていってしまった。残された姉は弟を待ち続けたが、魔法の力で木になってしまう。森を抜けた弟は人に引き取られて育てられたが、13歳になると、大切なものを忘れてる気がしてじっとしていられず、旅に出てその森で木になった姉を見つけ、涙を流すと魔法がとけて姉は元の姿に戻って、一緒に暮らした、という話。
この物語が包まれている全体の雰囲気、大切なものを忘れている気がするという心の状態、その情操が大切だということです。
そうかそれが情操か! これは分かるな。だが、数学と何の関係があるんだ!?

あと最後に、
学者が本当にほしいのは経済的な優遇ではなくて心の自由であり、経済的な条件が気になるようならそれだけ気も散るし、心の自由もそこなわれるわけだ。経済的条件をよくするためのアルバイトなどをしなくてすんだのは父のおかげである。

いいお父さんだね。
全く、オレも心の自由が欲しいよ。。。

春宵十話 (1963年)
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おまえが若者を語るな! (角川oneテーマ21 C 154)

宮台真司、香山リカ等の若者論者を批判し、それらの若者論に影響されて誤った日本の政策や言説を正したいとし、世代論の不毛さを訴える本。
やーなんか読み始めてすぐに自分の学生の頃の文章みたい、とか思ってやんなっちゃった(笑)。著者は1984年生まれだから、今24歳? まあ、いろいろ批判したくなる時期ってあるよね。
まえがきで著者が、若者論への批判より若者論者への批判が中心となっている、と書いてあるように、内容は誰それがこういった、それがこうかわった、おかしい、というようなことばかりで、じゃー、実際若者はどうなの? 今の若者はなんなの? というような若者像は全く見えてこない。
ので正直期待はずれであった。
香山リカとか宮台真司とか東浩紀とか鈴木謙介とか、どっかで読んだりしたこともあるとは思うが、あんまり興味ないしねえ。あーそうそう、昨日の「上を下へのジレッタ 完全版」の解説に香山リカが書いてたね。いつの文章か知らないけど、ライブドア事件のこと持ち出してた。
今の世の中にどういう「論者」と言われる人たちが存在してるのか、ということが分かったし、この本の目次のおかげで、「国家の品格」とか「バカの壁」とかおもしろい本も読めたし。
あとは、ここで紹介されてる、「奇妙な論理〈1〉―だまされやすさの研究 (ハヤカワ文庫NF)」とか「アメリカは恐怖に踊る」とかが読んでみたい。
女性の品格 (PHP新書)」もおもしろそう。


おまえが若者を語るな! (角川oneテーマ21 C 154)
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1 他に考えることがある
5 疑問が消えました
3 論理の飛躍批判の系譜
3 社会学は学問か?
2 批判?



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東京に暮す―1928~1936 (岩波文庫)

イギリスの外交官の夫人として来日した作者が描く昭和初期の日本。
1937年ってことですから。昭和12年? 戦争の前だよね。
そんな時期にイギリスの女性が日本についての本を書いていたってことにまず驚く。
内容は、あー確かに昔はそうだったねえ、そうだったかもねえ、というようなものであるが。。
私の世代だと少なくとも親がその時代を生きているから、親の話や、行動や、そういうものからこういう日本を知っている、と言えるが、私の子供とか、まあ、今の10代、20代の人なんかでも、もうこれは別世界なんだろうなあと思う。あり得ないとか、理解できない世界だろう。いや、最近は逆に昭和レトロブームとかがあるから映像とかで見て知ってるのかな。
や、まあ、でも変わらないものは変わらないしね。こういう所謂古き良き日本を賛美してそれに戻ろうという気になる訳でもない。
確かに書道もしないし、着物も着ないし、風呂敷も使わないけど、手書きで字を書こうって手帳を探してる人は多いし(「ほぼ日手帳」とかね)、街を歩く人々はみんなおしゃれだし。日本人はやっぱり相変わらず日本人なんじゃないでしょうか。
一つ思ったのは、
 日本人の貴重な財産の一つは、社会の中でとても華やかな存在である若い娘たちです。日本に二、三日でも滞在したことがある人はみんな女性のサービスのよさに感心します。日本の男性は、このどこにもいる親切で優しい女性なしにはやっていけないのです。
とか、
いいえ、女性こそが魅力の源なのです。優美で優しい女性のいない日本などは海の底に沈んだ方がいいでしょう。日本とは呼べませんから。

とか。優しい女性を絶賛しており、あーなんか今は、結婚しないとか、子供作らない、とか言ってるけど、少子化対策とか言うんだったら男にもっと優しくしたら? とか思いましたね。女性は、急激に変化しすぎたんでしょう。その変化に男がついていけてない。
そういうことしたら、みんな結婚しなくなって子供も作らなくなるよ、って方向に考えなしに進んでしまった。女性は欲張りすぎたんだ、って。

東京に暮らす
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4 当時の生活を俯瞰せず寄って見る
4 失われた日本の英国女性
5 日本人は大切なものを失った
5 平和で美しい東京
5 昭和初期の東京の人と風景

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パラダイス鎖国 忘れられた大国・日本 (アスキー新書 54)

豊かになって便利になった日本では外国への憧れがなくなり、一方で外国での日本の存在感も薄れ、今や鎖国のような状態になっている、軽やかなグローバル化を目指してはどうか、という内容の本。
「パラダイス鎖国」という聞き慣れない言葉に惹かれて読んでみた。携帯電話のガラパゴス化というのにも興味あったし。
ただ読んでみて思ったが、いろんなデータとかを元に説明される「パラダイス鎖国」の状態とか、それに対する作者の危機感みたいなものが、どうにも、ぴんと来なかったなあ。
携帯電話はねー、ありゃー電気製品ということにはなってるが、文化みたいなもんだから。既に日本でしかあり得ないようなものになっちゃってるから、しょうがないんじゃないすかねえ。iPhoneとかその他の外国の携帯電話と並べて論じても意味がないような気がします。
最近になって中国からの食品に薬物が混入、みたいなニュースで、今更ながらに「えーそんなに中国製品を買ってたんだあ」、って気づいてるのが現状でしょ。同じように日本製品ももう既に外国では当たり前に浸透していて、それが存在感のなさになってるだけなんじゃないの?って思うけど。もうどうしようもないほど日本の企業が海外での売り上げに依存してる、ってみんな知ってると思うけどな。
まあそれはさておき、若い人が外国に興味失ってるってのは分かる気するね。もはや外国へ行っても、そりゃあ観光地とか初めて見るものにはそれなりに感動はする訳ですが、見た感じコンビニもなさそうだし、不便そうでこんなとこには住みたくないねえとか、そういうことは思っちゃうよね。
思っちゃうけど、逆にね、一時の海外旅行ブームが異常だっただけじゃない? 「Hanako (ハナコ) 2008年 10/9号 [雑誌]」世代が張り切りすぎたんだろ、って気もしないでもない(笑)。
おもしろいなと思ったのはアメリカはもっと鎖国がひどくて、オハイオ州から出たこともない人もたくさんいるという話。こりゃー確かこないだの「国家の品格 (新潮新書)」にもそういう話あったよね。アメリカには国際人なんていねえ、ほとんど英語しかしゃべれないやつばかりだ、みたいな。
シリコンバレーってのは、特に変人だけが集まってきてる特殊な地域なんだそうだ。
作者の言う軽やかなグローバル化とかゆるやかな開国とかはさっぱり理解できなかったが、

 ただ、わかっていてとどまることを選ぶことと、知らないままその状態にとどまることとは、意味合いが違う。「パラダイス鎖国」の一番危険な点は、外部への興味を自らシャットアウトすることで、外の世界と隔絶され、バランス感覚をなくすことだ。


この意見には全く同感だ。
ま、そんなに心配することないと思うけどね。
あーそうそう、途中で不自然に梅田望夫の「けものみち」話が出てきたなーと思ったら、解説が梅田望夫でした。


パラダイス鎖国 忘れられた大国・日本 (アスキー新書 54)
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5 「内なる黒船」への期待
4 ブログから生まれた軽いタッチの日本論
4 開国への第一歩
4 日本にシリコンバレー的文化を開花できるか?
4 変化を拒む日本

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Author:gojotaro
自己紹介の100冊。
無理、そんなに本読んでない、
(未完)
1.蓮と刀―どうして男は“男”をこわがるのか? (河出文庫)
2.AV女優 (文春文庫)
3.春の雪 (新潮文庫―豊饒の海)
4.奔馬 (新潮文庫―豊饒の海)
5.クージョ (新潮文庫)
6.ガープの世界〈上〉
7.ガープの世界〈下〉
8.腐蝕の構造 (ハルキ文庫)
9.ヴァリス (サンリオSF文庫)
10.宇宙からの帰還 (中公文庫)
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12.決定版 幻魔大戦〈1〉(集英社文庫)
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25.物理学はいかに創られたか(下巻)
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27.ハックルベリー・フィンの冒険 下  岩波文庫 赤 311-6
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29.黒猫・黄金虫 (新潮文庫)
30.ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉
31.ご冗談でしょう、ファインマンさん〈下〉
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34.涼宮ハルヒの憂鬱
35.ぼくたちの洗脳社会 (朝日文庫)
36.甲賀忍法帖 (角川文庫)
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38.ゴクミ語録 (角川文庫)
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