バカの壁 (新潮新書)
2003年(5年前)のベストセラーとあったのでそれなりに構えていたんだが、来てみたら新書だった(^^;。
もうずっとそういう時代なんすね。新書いいよね。持ち運び便利だし、すぐ読めるし。もうハードカバーの本とか重くて。電車はいつも満員だし。環境問題なんかより、毎朝の通勤電車の混雑をどうにかしてほしいよ、全く。
いきなり出だしでピーター・バラカンってのが笑える。日本人は「常識」を「雑学」のことだと思っているという話。自分は分かっていると思い込んで思考停止に陥っている。これはつまり、テレビとかのクイズ番組のことかな。
おもしろいなーと思ったのは、情報は不変だけど人間は毎日変化してる、っていう話。昨日の寝る前の「私」と今朝起きた「私」は別物。知るということは自分が変わること。だから世界も変わって見える。
もうこのところずっと私は世界は1970年から変化していない、という考えに凝り固まっていたんだが、そうではなくて、自分は変わっていないと思い込んでいたためにそう見えていただけなのかもしれない、ということだ。もうこの10年ほど全く同じ仕事をしていて、「いや、変化ないですね」、というのが口ぐせだったりもするんだが、10年前とはもうすっかり人間変わっちゃってるんだ。
みんな同じこと考えてるんだなーと思ったのは、山田太一がサラリーマンの大半が天変地異を期待してると言ったという話。天変地異っていうかね、異星人が侵略に来たらいいなって思いますね。そういうはっきりした人類の敵が現れないとなんかもう社会は変わらないんじゃないかって気がする。
意識的世界は屁みたいなもので基本は身体だ、という割には身体でどうすりゃいいのか読んでてよく分からなかったけど、まあ、行動しろってことなのかな。私はプログラマなので、本読んでばかりいないでとにかくソース書かないと分からんぞってことだろう。プログラムを書くこと自体が意識的世界だったら私はただの屁だが(笑)。
すると、家事労働を随分楽にすることによって、女性は、ただ単純に楽になってしまっただけという結論が出てくる。面白いのは、暇になったオジサンがぐったりするのに対して彼女たちは元気になる。
家事労働は、時間的・空間的制約が特に大きい労働なので、単にその反動だと思うけどね。俺もなんとか暇な時間を作ってどこか出かけよ。少なくとも養老孟司が家事労働をしてないんだなってことは分かった。
新潮社
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駄目新書の典型
バカの壁の意味をまず知ろう!
予想外
思考のヒント
脳の限界を考慮に入れよ!独特老人
先日読んだ「顰蹙文学カフェ」の中で、若者は元気ないが、老人は過激だ、みたいな文脈の中で紹介されていた。
いやー、届いてその分厚さと、開いて「装幀・題字 横尾忠則」というのを見てこりゃ失敗したかなと思った(笑)。やばい本だ。
最初に、後藤繁雄が老人を訪問した日の様子、意気込み、とその老人の経歴が見開きで説明され、そのあと数ページにわたってインタビューが掲載される、という構成になってるんだが、確かに、もうその経歴を読んだだけでくらくらしてくるくらい。壮絶。
印象だけど、戦後なんらかの活動をして逮捕された=戦ってきた、という人が多い。あと海外行った、海外で活躍した、という人も。吉本隆明のところに、
毛沢東だって、マルクス主義者もそうだけどさ、ボケてるくせに楽隠居すりゃいいのに、信念のある人っていうのは死ぬまでやってるんだよ。写真見ると、目とか虚ろになってるのに会見したり。そんなことしなきゃいいのに。とあるが、そんな感じの人ばっかり。
猫になりたい、なりたいけどなれない悲哀だ、愛だ、とか言ってる須田剋太って人とか。
神の死の世界を実相の世界とよび、(それは大気圏にあるんだそうだが)そこへ行ってきた、そこでは小林秀雄が待ってる、とか言ってる芹沢光治良って人とか。
そこの神様に言わせれば今の日本は300年前のフランスの腐った時代と同じなんだそうだ。フランスは革命を起こしてなんとか100何十年もかかって持ち直したけど、日本は別の方法で立ち直らせるそうです。
あと、女の方が強いって話をしてるのが2名、杉浦明平と沼正三。
杉浦明平はバイオテクノロジーが発達したら男は潰されるって。蜜蜂の雄は腰の下から全部ちぎれて女王蜂の中に吸い込まれていくんだって。
沼正三は女は生きざま、男は死にざま。千人斬りとか言ってるけど実は逆。いかにSMかという話。女学生が歩く小道の、お目当てが踏んだ小石を拾って額の上に載っけて寝たとか。防空壕でお乳が飲みたいと言って小学生のチンチンくわえたとか。かなり衝撃的。
辞書は言葉狩り、昆虫採集。ピンで刺して標本箱に並べれば専制君主になれる(サディズム)とか。指二本あればマスがかける、妄想の国の王様になる、とか。食うものをさがすばけものが「文化」、獲物がなくなっちゃったら宇宙空間に求めて旅立つ、とか。
犯罪者って、必要なんですよ。世界が平面化して、完全にでこぼこがない鏡のごとき平面になって、世の中が神様のごとき善人ばかりになっちゃったら、そんな世界は腐った世界です。急流の水が何でいい水なのか、海の水はなぜ腐らないか。つまり、必ずね、世に受け入れられない少数者って必要なんですよ。とか。
山田風太郎は足利十五代の室町時代の方が魔界的で妖気をはらんでていいと言ってる。一人もまともな将軍がいなくて無政府状態みたいな方がいい文化を生んだと。
ラストの鶴見俊介との対談で後藤繁雄は若い子たちはもう日本という国には住んでいないと言っている。違う空間ができていて、そこに住んでいると。
そんなに女が強いんなら、なんで少子化で労働時間が減らないとか言ってんだ? とか、若者が住んでなくて無政府状態がいいんなら政党なんていらないんじゃね? とかいろいろ考えたりした。
あーそうそう、老人ってことだけど、迷惑かけるってことが大事なんじゃない?って思うんだよね。信念つらぬくのもいいけどさ、「家内には申し訳なく思ってる」とか、そういうこと言ってて、必ず誰かに迷惑かけてる。そういう迷惑な存在が過激な何かを生むんでしょ。
筑摩書房
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装丁は良い
独特老人達光車よ、まわれ! (fukkan.com)
そう言えば電脳コイルのあの女の子は天沢勇子だったような。。電脳コイルではそれは眼鏡を通したサイバースペースって感じだったが、この小説ではそれは水たまりに映った空の中、という感じだ。
まーね、道路が舗装されてしまって今の社会にはほとんど水たまりができないけれども、それでも雨が降るとできる水たまりに子供達は夢中だからな。用もないのにばちゃばちゃやってみたり、中に何かいるんじゃないかってのぞき込んだり。
まあそういう、下が上で上が下でさかさま、みたいな想像力がベースになってるのでよくこんなこと思いつくな、というような話が延々と続く。ファンタジーだから当たり前?
テンポ良く進んでラストまで一気に盛り上がる。最後の最後まで敵の正体が分からないあたりも電脳コイルと似てるかも。電脳コイルもねえ、回数半分くらいにしてもっと短くまとめればよかったのに、と思うけどねえ。長くて難しくなりすぎたよね。
主人公の少年はお母さんが仕事で遅くなる日には自分で野菜を切って食事を作っている。以下引用。
このあいだ図書室で読んだ本に、地上の植物はみな天の空の写しだ、花のかたちだけじゃなく、ま上から見おろすと、葉のつき方も星のかたちになっているのだって書いてあったっけ。にんじんの切り口は太陽だな、とうもろこしをこうやってわぎりにしたのも太陽みたいだ。
いやー、感心だ。子供なのに。私もまじめに、感謝の気持ちを持って、野菜を切ろうと思った。
ブッキング
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ひんやり感
電脳コイル
光り輝く想像力の放射
世も末だね。
光車のイメージが美しく、キラキラした輝きを放っているファンタジーでした。WEB+DB PRESS 総集編 [Vol.1~36]
この中のVol.9(2002年6月)に当時オン・ザ・エッヂの宮川達彦によるperlのテンプレートエンジンに関する記事「PerlStyle 連載第3回 どちらを選ぶ?テンプレートエンジン」が載ってるというのでそれだけが読みたくて買った。
やー、なんかもうずーっとテンプレート何にするかで悩んでてさー、、。
この記事ではHTML::TemplateとTemplate-Toolkitを比較してるんですが、それ以前に、ソースが理解できない(笑)。
頻繁に登場するこれ、
sub name { shift->{name} }
を見てなんじゃこりゃ? もしかしてこれって、
sub name {
my $self = shift;
return $self->{name};
}
の略? あれこれ参考書引っ張り出して来て読み直して。$selfはnewでblessされたインスタンスがまるごと入ってるリファレンスだからそれをデリファレンスしてnameの要素を取り出してって、やってんだろう、つまり$self->{name}は$$self{name}ってことだ!
今読んでるやつ「Intermediate Perl」には
sub name { $_[0]->{name} }
ってなってるし。
自分としては$_[0]->{name}の書き方が入りやすい感じするけどねえ。いやほんとにperlの世界ってのは宇宙的ですなあ。
とかやってると全然先に進まない(^^;
テンプレートももうどうでもよくなってきたが、まあとりあえずいろいろ問題はあるかもしれないがTemplate-Toolkitで行くことで決定。
本ばかり読んでるとソース書く時間がなくなるので、この辺で適当にして、とにかく書け。
技術評論社
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便利
総集編はお買い得
素通り・見逃してしまった技術を知ろう
読み物として
Web 関連の技術者なら買いでしょ。きょうの空模様(CD付)
こういう記事を朝刊で読めた大阪の人がうらやましいね。
なんか、堀ちえみの記事が載ってるってだけで嬉しくなりませんか。
まあ、堀ちえみは私の学生時代のナンバー1アイドルだったわけで、その後結婚したり離婚したりいろいろあったみたいだけど、5人の子持ち、で再登場した時にはさすがに唖然とした。現在は子育ての先輩としてある意味崇拝の対象だ。
1人でも大変なのに5人だからねえ。。
しかもタレント。朝4時に起きて家族の弁当作って東京出て仕事して新幹線の最終で帰ってくるとか、並の人間にはまず無理。あり得ない。そういう時は人に頼んでるんだろうけど、それ以外の時は洗濯とかちゃんとやってるみたいだし。8キロの洗濯物×3回?
すごいねえ。
私は、会社の仕事より子育ての方がはるかに難しい、どんなに偉い会社の社長より、子供を3人も5人も育ててるお母さん(お父さん)の方が偉い、という価値観を持っているので、これはもう絶対である。
30代から40代へという歳の取り方や、子供達との過ごし方、接し方など、学ぶべきことも多い。少しパワーを分けてもらって体力つけないといけない。
読んで盛り上がったのでCDも買っちゃいました。
堀ちえみ シングルスII for HYBRID-SACD




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